ブーイングはサポートか?【浦和レッズ】社会派妖星の事件簿
大宮戦後のブーイングに闘莉王が反応して、
整列しての挨拶を拒否しかけた出来事がありました。
格下と思う相手に負けたことに対する非難?
ふがいない選手に対する叱咤激励?
いろいろな場所でその件について議論されているようですが、
ちょっとこの事故を聞いてください。
長いですが最後までお付き合い下さいね。
一見、病院の対応のまずさ、救急隊員の不手際が思い浮かび、
また行政の対応や指導の手抜きなんかも考えられます。
じっさいほとんどのマスコミがそういうスタイルからのバッシング。
結局それが市民からの抗議につながっていきました。
ところがこの事故原因を調べていくうちにいろいろなことがわかってきました。
まずその妊婦、高齢者出産にもかかわらず、定期検診を受けておらず、かかりつけの病院がなく、分娩の予約もありませんでした。
また急に産気づいた場所が深夜(未明)のスーパーの駐車場(開店していないという話も)。
妖星さんちはたくさん子供がいますが、どの子もかかりつけの病院で無事、生まれましたし、初診の医院から転院した子はきちんと医師と相談して転院先に紹介状を書いていただきました。
もちろん定期検診は受けていますし、ましてやいつ産気づいてもおかしくない状態で深夜のスーパーに行かせるようなことはしませんでした。
妊婦側に落ち度はなかったんでしょうか?
実際、今回の事故のような「飛び込み出産」は昔からありました。
病院にかかれないような外国人だとか、親に言えなくなった未成年とか。
しかし最近は(金を惜しむ)一般市民の間でも増えているそうです。
「飛び込み」では当然、母子の状況・感染症の有無などがわからず、病院サイドでは対応に苦慮しています。
さらにひどいのは某病院で受けた「飛び込み出産」できちんと出産費用を払ったのは1/4。
なかには赤ちゃんをおいていった人もいるそうです。
そんな荒廃しきった社会道徳が蔓延する中で、医療側がリスクを恐れたことを一概に否定できるでしょうか。
最初に搬送を断った病院は一方的な非難を良しとせず、救急隊員との交信記録、その時の勤務記録などを開示しました。
ざっと読むだけで当直医その他のスタッフが勤務と救急勤務の狭間で24時間以上睡眠を取っていないのがわかります。
その事故の日だけじゃなく、日常茶飯事的にこういった状況なのでしょう。
医療の現場が疲弊しきっていることは明らかです。
現在、医師不足は深刻です。
中でも産婦人科・小児科の数の激減は目も当てられない状態です。
埼玉県の県西部某市立病院も産婦人科を休診にせざるをえない状態です。
そんな状況の中でこの某県も医師不足解消のための努力を続けてきました。
しかし有効な手だてを打てないまま今回の事故を起こしてしまいました。
県の努力は評価しますが、しかしなぜ第三者を交えた対策会議を開催し、再発防止策と医師確保策を検討しなかったのでしょうか?
厚生労働省の桝添大臣は「某県が会議すら開かず何も手を打たなかった」と非難しました。
しかし厚生労働省にも聞かなければなりません。
「ではなぜこれまでに医師不足になってしまったのでしょうか?」
医療費削減政策の下で度重なる診療報酬改定。
働いても、働いても赤字になっていく状態。
また旧弊の解消という御旗の元での医師研修制度の改悪によって医師のたまごが都市に集中していく状態。
厚生労働省の施策の失敗が医師不足を招いたまず大きな原因じゃないでしょうか。
桝添氏は就任まもなくわからないかもしれませんが、厚生労働省の責任を行政の現場に押しつける発言は不愉快です。
とはいっても放置しておくと国家財政が破綻しかねないくらい国民医療費はふくらんでいます。
なんらかの施策を打っていかなければ国全体が沈没しかねない状況では厚生労働省だけを責めるわけにいかないのが現状です。
そしてもうひとつの大きな社会現象、「何かあったらすぐ訴える」傾向。
マスコミ報道によるさまざまな医療バッシングとあおりがその傾向に拍車をかけているといえます。
実際病気の治療にあたる現場ですら多くの医療訴訟を抱え(中にはいいがかりのようなものも含め)、その対策に苦慮しています。
ましてや産科はその傾向が顕著です。
確かにお産は病気じゃなく、元気のまま生まれてくるのが当たり前の状況で、なにかあったらすぐに訴訟!訴訟!訴訟!
そんなリスクが高い診療科を望む医師のたまごがどれだけいるでしょう。
そう現在の周産期医療は患者・医療現場・行政・監督省庁、かかわったすべての個人や組織がやり場のない問題を抱え、またもがき苦しんでいる状況です。
いったいどうやったら解決できるでしょうか。
はっきり言えることは、状況もわからず、マスコミのあおりにのって、一方的に一次救急病院や行政に匿名の抗議をするのは卑劣で陰湿ですし、数で弱者を叩く行為です。
そういった現象が負のスパイラルを加速させている可能性が高いのではないでしょうか?
降格争いのチームに負けるわけがないという慢心のサポーター。
ダービーマッチの意味も考えず「サポーターはわがまま」という選手。
下位相手に好調な選手を温存し、あげく負けたら「こういうこともある」と開き直る監督。
全く非なる出来事ですが、どこか微妙によく似た事件の構造だと思いませんか?
先ほど使った文章をちょっと変えてみましょうか。
そしてもうひとつサッカー特有の現象、「何かあったらすぐにブーイング」の傾向。
マスコミ報道によるさまざまなバッシングとあおりもその傾向に拍車をかけていると言えます。
実際Jリーグ各チームのサポーターは、常に補強や戦術、選手起用についての不平不満を抱え(中にはいいがかりのようなものも含め)、チームはその対策に苦慮しています。
特に浦和レッズはその傾向が顕著です。
確かに浦和はチャンピオンチームで、試合に勝つのが当たり前の状況。
ちょっとでも負けようものならすぐにブーイング・ブーイング!ブーイング!
そんなリスクが高いチームを望む有望な新人がどれだけいるでしょう。
どうでしょう?
ひどい試合をした時に、ブーイングをするのはかまいません。
なぜブーイングだったか、なぜブーイングを受けてしまったかという意志が疎通できてさえいれば。
もしサポーターが負けた腹いせだけで、ブーイングしていたとしたら、どんどん負のスパイラルに入り込んでいってしまいます。
選手がブーイングの意味すらを考えなくなったら、もっとひどい状態になります。
もう一度原点に返って、「We are Reds!」の指すものを考えて見ませんか?
そうそう、相馬のブログに「腹いせ」のコメントを書き込んでいる人がいるそうです。
やめなさい。
なぜそれがいかに卑劣で良くないことか、わかりませんか?
えと、今日はちょっと社会派の妖星さんでした。
らしくないとか言わないよう!
整列しての挨拶を拒否しかけた出来事がありました。
格下と思う相手に負けたことに対する非難?
ふがいない選手に対する叱咤激励?
いろいろな場所でその件について議論されているようですが、
ちょっとこの事故を聞いてください。
長いですが最後までお付き合い下さいね。
某県で買い物中の妊婦(38歳)が産気づき、救急車で搬送されましたが、
受け入れ先がなく、たらい回しにされたあげく、死産してしまう事故がありました。
第一次救急に指定されている病院は空きベットがあったのに受け入れ拒否をしたということで非難の矢面に立たされ、マスコミのバッシングは続いています。
病院には今なお(匿名の)抗議が続いているようです。
また以前にも同じような事故があったにもかかわらず周産期医療センター等の整備を急がなかったことでその某県にも非難がきているとか。
一見、病院の対応のまずさ、救急隊員の不手際が思い浮かび、
また行政の対応や指導の手抜きなんかも考えられます。
じっさいほとんどのマスコミがそういうスタイルからのバッシング。
結局それが市民からの抗議につながっていきました。
ところがこの事故原因を調べていくうちにいろいろなことがわかってきました。
まずその妊婦、高齢者出産にもかかわらず、定期検診を受けておらず、かかりつけの病院がなく、分娩の予約もありませんでした。
また急に産気づいた場所が深夜(未明)のスーパーの駐車場(開店していないという話も)。
妖星さんちはたくさん子供がいますが、どの子もかかりつけの病院で無事、生まれましたし、初診の医院から転院した子はきちんと医師と相談して転院先に紹介状を書いていただきました。
もちろん定期検診は受けていますし、ましてやいつ産気づいてもおかしくない状態で深夜のスーパーに行かせるようなことはしませんでした。
妊婦側に落ち度はなかったんでしょうか?
実際、今回の事故のような「飛び込み出産」は昔からありました。
病院にかかれないような外国人だとか、親に言えなくなった未成年とか。
しかし最近は(金を惜しむ)一般市民の間でも増えているそうです。
「飛び込み」では当然、母子の状況・感染症の有無などがわからず、病院サイドでは対応に苦慮しています。
さらにひどいのは某病院で受けた「飛び込み出産」できちんと出産費用を払ったのは1/4。
なかには赤ちゃんをおいていった人もいるそうです。
そんな荒廃しきった社会道徳が蔓延する中で、医療側がリスクを恐れたことを一概に否定できるでしょうか。
最初に搬送を断った病院は一方的な非難を良しとせず、救急隊員との交信記録、その時の勤務記録などを開示しました。
ざっと読むだけで当直医その他のスタッフが勤務と救急勤務の狭間で24時間以上睡眠を取っていないのがわかります。
その事故の日だけじゃなく、日常茶飯事的にこういった状況なのでしょう。
医療の現場が疲弊しきっていることは明らかです。
現在、医師不足は深刻です。
中でも産婦人科・小児科の数の激減は目も当てられない状態です。
埼玉県の県西部某市立病院も産婦人科を休診にせざるをえない状態です。
そんな状況の中でこの某県も医師不足解消のための努力を続けてきました。
しかし有効な手だてを打てないまま今回の事故を起こしてしまいました。
県の努力は評価しますが、しかしなぜ第三者を交えた対策会議を開催し、再発防止策と医師確保策を検討しなかったのでしょうか?
厚生労働省の桝添大臣は「某県が会議すら開かず何も手を打たなかった」と非難しました。
しかし厚生労働省にも聞かなければなりません。
「ではなぜこれまでに医師不足になってしまったのでしょうか?」
医療費削減政策の下で度重なる診療報酬改定。
働いても、働いても赤字になっていく状態。
また旧弊の解消という御旗の元での医師研修制度の改悪によって医師のたまごが都市に集中していく状態。
厚生労働省の施策の失敗が医師不足を招いたまず大きな原因じゃないでしょうか。
桝添氏は就任まもなくわからないかもしれませんが、厚生労働省の責任を行政の現場に押しつける発言は不愉快です。
とはいっても放置しておくと国家財政が破綻しかねないくらい国民医療費はふくらんでいます。
なんらかの施策を打っていかなければ国全体が沈没しかねない状況では厚生労働省だけを責めるわけにいかないのが現状です。
そしてもうひとつの大きな社会現象、「何かあったらすぐ訴える」傾向。
マスコミ報道によるさまざまな医療バッシングとあおりがその傾向に拍車をかけているといえます。
実際病気の治療にあたる現場ですら多くの医療訴訟を抱え(中にはいいがかりのようなものも含め)、その対策に苦慮しています。
ましてや産科はその傾向が顕著です。
確かにお産は病気じゃなく、元気のまま生まれてくるのが当たり前の状況で、なにかあったらすぐに訴訟!訴訟!訴訟!
そんなリスクが高い診療科を望む医師のたまごがどれだけいるでしょう。
そう現在の周産期医療は患者・医療現場・行政・監督省庁、かかわったすべての個人や組織がやり場のない問題を抱え、またもがき苦しんでいる状況です。
いったいどうやったら解決できるでしょうか。
はっきり言えることは、状況もわからず、マスコミのあおりにのって、一方的に一次救急病院や行政に匿名の抗議をするのは卑劣で陰湿ですし、数で弱者を叩く行為です。
そういった現象が負のスパイラルを加速させている可能性が高いのではないでしょうか?
降格争いのチームに負けるわけがないという慢心のサポーター。
ダービーマッチの意味も考えず「サポーターはわがまま」という選手。
下位相手に好調な選手を温存し、あげく負けたら「こういうこともある」と開き直る監督。
全く非なる出来事ですが、どこか微妙によく似た事件の構造だと思いませんか?
先ほど使った文章をちょっと変えてみましょうか。
そしてもうひとつサッカー特有の現象、「何かあったらすぐにブーイング」の傾向。
マスコミ報道によるさまざまなバッシングとあおりもその傾向に拍車をかけていると言えます。
実際Jリーグ各チームのサポーターは、常に補強や戦術、選手起用についての不平不満を抱え(中にはいいがかりのようなものも含め)、チームはその対策に苦慮しています。
特に浦和レッズはその傾向が顕著です。
確かに浦和はチャンピオンチームで、試合に勝つのが当たり前の状況。
ちょっとでも負けようものならすぐにブーイング・ブーイング!ブーイング!
そんなリスクが高いチームを望む有望な新人がどれだけいるでしょう。
どうでしょう?
ひどい試合をした時に、ブーイングをするのはかまいません。
なぜブーイングだったか、なぜブーイングを受けてしまったかという意志が疎通できてさえいれば。
もしサポーターが負けた腹いせだけで、ブーイングしていたとしたら、どんどん負のスパイラルに入り込んでいってしまいます。
選手がブーイングの意味すらを考えなくなったら、もっとひどい状態になります。
もう一度原点に返って、「We are Reds!」の指すものを考えて見ませんか?
そうそう、相馬のブログに「腹いせ」のコメントを書き込んでいる人がいるそうです。
やめなさい。
なぜそれがいかに卑劣で良くないことか、わかりませんか?
えと、今日はちょっと社会派の妖星さんでした。
らしくないとか言わないよう!
この記事へのコメント
子供を産むという事は大変なリスクを伴う事ですよね。選手もサポも油断せずに一戦一戦闘う事が大切だという事でしょう。ここからが大事ですね。
既にブログの言説ではブーイングについて冷静な意見も散見されるので、奈良の件で安易に煽ったまんまのマスコミや大臣と同列にすんなやい。。。という気持ちも無いではないですが、簡単に乗せられるなよという点では他山の石としなければなりませんね。
だから「なにがあってもおかしくない」から備えること、心を構えることが大切なんでしょうね。
りょうさん、ブーイングすべてを否定するものではないんですけどね。「うさばらし」や「腹いせ」のブーイングはサポートにならないと思います。
わにさん、これだけ問題が顕在化してきたら、さすがに無視はされないでしょう。
最近は普通の人が、給食費、保育費、分娩費など人間として払うべき最低限の金さえ踏み倒すようなすさんだ状況ですよ。